好きなものは、頭のよい人と本。嫌いなものは、頭の悪い人と本。(含む自分!) 都内の某大学へ通う学生による、日本や海外の人文学関連書籍を中心とした読書記録。
194センチのツァーリ(ドヴラートフ『かばん』)
2008年08月09日 (土) | 編集 |
かばんかばん
(2000/12)
セルゲイ・ドナートヴィチ ドヴラートフ

商品詳細を見る

セルゲイ・ドナートヴィチ ドヴラートフ (著), ペトロフ=守屋 愛 (翻訳)
『かばん』(成文社、2000/12)

Y市図書館で借りた。
沼野充義『亡命文学論』に、「「人がどのように生きるべきか」、自分は指図しようとは思わない、自分に興味があるのは「人がどのように生きているか」だ――作家としてのドブラートフの慎ましいスタンスは、一貫してこんなものだった。」という記述があって、ずっと気になっていたのだった。
あー読んでよかった。

[READ MORE...]
末法でしょうか(石原莞爾『最終戦争論』)
2008年08月09日 (土) | 編集 |
最終戦争論 (中公文庫BIBLIO20世紀)最終戦争論 (中公文庫BIBLIO20世紀)
(2001/09)
石原 莞爾

商品詳細を見る

石原 莞爾 (著)
『最終戦争論』(中公文庫BIBLIO20世紀、2001/09)

昭和15年、だから1940年の講演。
出だしの、フランス革命時の横隊戦術から散兵戦術へ、持久戦争から決戦戦争への変化の説明で、引き込まれてしまった感がある。そこからまた第一次「欧州」大戦で持久戦争になった(戻った)という話も。
なお解説は、先日の『北一輝論』の松本健一氏。


[READ MORE...]
中州産業大学教授
2008年08月09日 (土) | 編集 |
参照:YouTube 森田一義 弔辞 

多分いろんな人が感じたことだと思うけれど、以下のところが、とてもよかった。

あなたの考えは、すべての出来事、存在をあるがままに、前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は、重苦しい意味の世界から解放され、軽やかになり、また時間は、前後関係を断ち放たれて、その時・その場が異様に明るく感じられます。 この考えをあなたは見事にひと言で言い表しています。すなわち「これでいいのだ」と。


人がなにか素晴らしかったり、面白かったり、とんでもないことばを言う。それが、言いっぱなしで終わりなのではなくて、聞いた人に強く記憶され、その人の中で響きながら時間をかけて解釈・解消されていく。

赤塚さんの「これでいいのだ」は、とても簡潔で詩的なことばだ。
それを長く、説明的な文章にしてしまうのは、(その文章もまた詩的な美しさがあったとしても)記憶するには難しくなる。その分、人の記憶から消えていってしまう可能性も大きくなる。
けれども、そうやって消えていくこと、解消されていくことの、なにが悪いだろう?そういうこともあってしかるべきことの一つだと私は思う。
私はまだ、断言できない。
けれでもきっと、それでいいのだ。

FC2 Blog Ranking
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村 本ブログ 学術・専門書へ

さめたのんびり感(水木しげる『河童の三平(全)』)
2008年08月09日 (土) | 編集 |
水木しげる(著)
『河童の三平(全)』(ちくま文庫、1988/06)

これも、もとは貸本だったとのこと。
ちくま文庫の題には「(全)」とついているけれども、いくつか収録されていない話もあるみたい。

次に何が起こるか分からない…いや、違うな、次に「何を目的とすることになるのか」分からない、そんなワクワク感がある。
でもそれって、人生と同じ?


[READ MORE...]