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学問の大禁忌は作輟なり。或は作し或は輟むることありては遂に成就することなし。故に片時も此の緩がせなくするを、その志を持すると云う。(吉田松陰、「講孟箚記」安政二年七月二十六日)
ISHIHARA Yoshiro
2008年11月28日 (金) | 編集 |
石原吉郎詩文集 
見つけた。
また見つけた。
結局、私のテーマは「自分自身への裏切り」だった。
せせこましいテーマかもしれないが、全てがここから抜け出せない。

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迷子ならぬ迷大人
2008年11月26日 (水) | 編集 |
はっきり言えば、現在の私はまたもや自分を見失っている。
色んな意味でそう思う。

けれども、そもそも見失ってない時のほうが少ないんじゃないか?


*****


小島征二郎『眼中の人』(岩波文庫)を読んでいて、芥川竜之介は大変賢い人というか学問もできる人だったらしいことを今更ながら知った。
と、「凄いなあ」と感心している間に、いやこんなことを書いている間に、少しでもそれに近づきたいなら自分も勉強すりゃよいだけのことなのだが。その「だけのこと」ができないのは凡人たる私ゆえか、と言い訳ばかり出てくるのも凡々人たることを証明してしまっているが。


*****


今は本を読むよりピアノを弾いていたい。
読めないなら書きゃいいようなものだが、(そして書くべきものもあるのだが、)なーんにも言葉が出てこない。
すごく何かに飢えているとは思うのだけれど。

なんだかとってもかなしくなってしまった。


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【買った本】17冊
2008年11月24日 (月) | 編集 |
先週買った本。
うーむ、いかんいかん。家に(なんとなく)置いておきたい本になってしまった感がある。もちろんよい本だらけではあると思うのだが、読んだことのある本を、他にもっと必要な本があるだろうに注文してしまうというのは、いかがなものか。

・富士正晴『贋・久坂葉子伝』(講談社学芸文庫)
・木村純二『折口信夫―いきどほる心(再発見日本の哲学)』(講談社)
・網野善彦『日本の歴史をよみなおす(全)』(ちくま学芸文庫)
・丸山眞男『「文明論之概略」を読む』上・中・下(岩波新書)
・増谷文雄『仏陀』(角川選書)
・末木文美士『日本仏教史―思想史としてのアプローチ』(新潮文庫)
・ポール・ヴァレリー『エウパリノス、魂と舞踏、樹についての対話』(岩波文庫)
・エドワード・サピア『言語―ことばの研究序説』(岩波文庫)
・アレクサンドル・ソルジェニーツィン『ロルジェニーツィン短編集』(岩波文庫)
・ジョージ・バークリ『ハイラスとフィロナス、三つの対話』(岩波文庫)
・R. M. W. ディクソン『言語の興亡』(岩波新書)
・ジグムンド・フロイト『自我論集』(ちくま学芸文庫)
・ジョリ=カルル・ユイスマンス『さかしま』(河出文庫)
・ロートレアモン『マルドロールの歌』(集英社文庫)
・『ユリイカ総特集:杉浦日向子特集』(青土社)

ロートレアモン、面白そうだけれど(そして今からいうのもナンだが、この感想は変わりそうな気がする)、とりあえず目には悪い。

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定期演奏会
2008年11月24日 (月) | 編集 |
痛めた喉が、相変わらずの不調。
それでもここにきてようやくマシになってきた…かな。

そしてこの前の土曜日に、チケットをいただいていた某大学定期演奏会へ行って来た。某大学というか、自分の大学だが。
演目は以下のとおり。

・ブラームス:大学祝典序曲 作品80
・チャイコフスキー:幻想序曲《ロメオとジュリエット》
・ドヴォルザーク:交響曲 第8番 ト長調 作品88

ガッツリ、という感じですね。
お客さんは殆ど満席状態で、愛されている演奏会なのだなあと思った。
そしてとても上手で迫力もありました。
大学の演奏会ということは、たぶん奏者の中にはこの定期公演が最後という人だっているわけで、ああ、それはどんな気持ちなんだろうか。
個人的にはシンバルを叩いていた人から目が離せなかった(耳が離せなかった)。すごいタイミングなんだもの!

チケットをくれたS様、そしてO様、本当にありがとうございました。
O様は、演奏もお疲れ様でした。

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コンバット(リュシアン・フェーブル『歴史のための闘い』)
2008年11月16日 (日) | 編集 |
歴史のための闘い (平凡社ライブラリー)歴史のための闘い (平凡社ライブラリー)
(1995/06)
リュシアン フェーヴルLucien Febvre

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リュシアン・フェーブル(著)、長谷川輝夫(訳)
『歴史のための闘い』(平凡社ライブラリー)

原題は"Conbats pour l'histoire"(1953年)。
〈アナール〉学派って語は聞いたことはあったけれど、その本は初めて読んだ。
もっと早く読んでいれば…と、またもや思った。いや読んでも分からんかったろう…とも、また思ったのだった。

マルク・ブロックについての章が素敵だった。ブロックについて語ることが、そのまま著者自身の思いや考えを語ることになっているみたいで。
著者が最も好むブロックの本だという『王の奇跡―王権の超自然的性格に関する研究/特にフランスとイギリスの場合』(刀水書房)を読みたいと思う。

このような主題(王の奇跡―引用者注)が奇跡を一刀両断するナイーヴな人間の不器用な手にかかればどんなに卑俗で滑稽な結果を生むかと思うと、雑然としているが示唆に富むこの青年時代の作品のうちに、真の歴史家の精神的資質をいっそう認めないわけにはいかない。真の歴史家とは、進歩主義者の尊大な態度でただ叱りつける目的から過去の時代を目の前に出頭させることのない人間である。進歩主義者には過去の時代は容易に理解できないだろう。
(135頁)



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先生だなあ(中井久夫『治療文化論』)
2008年11月16日 (日) | 編集 |
治療文化論―精神医学的再構築の試み (岩波現代文庫)治療文化論―精神医学的再構築の試み (岩波現代文庫)
(2001/05)
中井 久夫

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中井久夫(著)
『治療文化論』(岩波文庫)

この人の『最終講義』(みすず書房)がずっと気になっていて、そのうち今年に『臨床瑣談』(〃)が出て、結局はじめに読んだのはこの『治療文化論』になった。
印象的な文の一つに、こんなところがある。「究極には、「世界を一つの宇宙方程式に還元する」ことをよしとする人と「世界は多様であること」をよしとする人とがあるのであろう」(112頁)。この二つの方向性というのが、精神医学に深くかかわるのだなあ、と。
この二つの方向性は、きっと一人の人間においてどちらか片方しかないってことはなくて、どちらの傾向が強く見られるか、というのが大凡だと思う。まあでも確かに「究極には」どっちか片方ってはなしになるけど。学問上の理論と現実とのりょうほうに誠実であろうとするなら、どうしてもぶつかることなんだろうなあ。

顔のにきびが消えてなくなった(治った)だけで死にたくなる人がいる、人にはそんな部分がある、ってのには驚いた。
いやしかしそういうこともあるだろう。

ああ、この先生の他の本も読みたい。

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距離(車谷長吉『赤目四十八瀧心中未遂』)
2008年11月16日 (日) | 編集 |
赤目四十八瀧心中未遂赤目四十八瀧心中未遂
(2001/02)
車谷 長吉

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車谷長吉(著)
『赤目四十八瀧心中未遂』(文春文庫)

たぶんこの作者のこだわっている点は、次の部分か。

 山根は「池の底の月を笊で掬え」と言いに来たのだ。が、それも、つまりそれだけのことだった。この言葉を私に告げることによって、山根が命を失うわけではなかった。そんな言葉が、私の骨身に沁みるわけがなかった。(…)山根が言うたのは、書くことによって私が命を落とすかも知れない言葉を書け、ということではあったのだろうが、併しそう言うことによって山根みずからが命を失うかも知れない言葉ではなかった。そういう謂では、口先の言葉であり、併しアヤちゃんの言葉はアヤちゃんの存在それ自体が発語した言葉であって、そうであって見れば私の中に残した衝撃の深さは、私の存在を刺し貫くものだった。
(182頁)



この人は、とても文章がうまい。のみならず、濃い生活体験もあるのだろう。
そういう点では石原吉郎と似ていると言えなくもない。
けれども、私が石原吉郎を好み(決して単純に「好き」とは言えないが)、この車谷長吉の文章を好きになれない(でもちょっと読みたくはなる)、その違いはなんなのか。

たぶん、この車谷という人は、他人の書いた文章を認めないのではないか。
そして自分の書いた文章は、認めないという仕方でもって認めているのではないか。
その姿勢にブレが殆どないのではないか。

本当に、すごい人なのだろうけれど。

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暗い顔をしてるやつはモテない
2008年11月16日 (日) | 編集 |
日ごとに変な、いや大変なことになって行っていて、不安がどんどん膨らむ。
これを吹き飛ばすのは、怒りしかないのだろうか。

▼BIGLOBEニュースより
アキバに響く麻生節 「お礼をかねて」苦しい時の若者頼み?産経新聞(10月27日02時44分)

「麻生太郎首相は26日夕、東京・秋葉原の駅前で首相就任後初めての街頭演説を行った。(中略)政策課題はそこそこに、漫画やアニメの話題に移し、「若者が『日本の将来は暗い』みたいな顔をするなって。暗い顔をしているやつはモテない。モテたきゃ明るい顔をしろ」とべらんめ調の“麻生節”を披露。」ですって。

私は暗い顔も好きですがね。
ただ明るいだけの顔ってのは好きじゃありませんがね。
もちろん、ただ暗いだけの顔ってのも好きじゃありませんがね。

頻繁ははんざつで、未曾有はみぞゆう、措置はしょち、詳細はようさい、踏襲はふしゅう、ですか。そうですか。
たしかに漢字は、口でどう発音するか分からなくても、目で読むことはできる。でもさ、上の数語はかなり基本的な語だ。麻生さんはそれを口にしたことは今までなかったんだろうか?あっても、取り巻きは注意訂正をしてくれなかったってことなんだろうか?文書にして自分で書いたことはなかったんだろうか?
今まで口にしたことがなかったなら、そんな語も出てこない会話しかしてこなかった人が首相でよいのだろうかと思う。
取り巻きが注意してくれなかったなら、そんなろくでもない取り巻きしかいないなんて、首相としてよいのだろうかと思う。
文書で書いたことがないなら、それも(以下略)。
なお上の文は反語表現だから。読めば分かるって?いやいや、最近は反語もわかってくれない人は多いから。

給付金の話を思うたびに、私は「では62億円の豪邸を処分して、そのお金をばらまいてくれ」と思う。

つい先日は、日本政府がIMFに10兆円拠出というニュースを聞いた。
なるほど私たちの財布から10兆円が出てゆくのか。権力集団に。ひゃー。

現在、金融統制は国・政府ごとで、しかし統制される側の企業はグローバルに展開していて、だから今後は統制の仕組みをどうするかが課題…とかなんとか。
私が予想するに、おそらく「じゃあ統制側の国・政府で連携しよう!」とか、「グローバルな統制機関を作ろう!もしくは既に統制機関としての役割があるIMFの権限を更に強力にしょう!」ってな話の流れになるんだろうな、と。
それじゃあどんどん悪くなる気がしますがね。

「企業のグローバルな展開は本当に必要なのか?」とか、「その展開のされ方は適切なのか?」とか、そういう話にはならないのだろうかね。

や、現在そんな風に思い、行動している人たちだっている。たとえば数年前に話題になった映画『ダーウィンの悪夢』とか、関連書の『グローバル化と奈落の夢』でも、それは分かる。
ああ、そういう動きが潰されませんように!潰されないようにできますように!

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今秋一番
2008年11月14日 (金) | 編集 |
今秋一番、といっても本ではなくて、風邪のはなし。
先週末11/6、7の土日に、稲田のとある真宗のお寺へ、親鸞の報恩講に行ってきた。
そしたら見事に喉をやられた…。
自分はもともと喉が弱いらしいのだが、ヒーターつけて寝たら翌朝真っ赤になってしまった。とほほ。
というわけで、ここ数日けっこうきつかった。咳がすんごいの。
まあ熱が出なかったのが有り難かったな。
出勤以外は家で寝て過ごした。やはり寝るのが一番だ。
何人かの方にはご迷惑をかけ、済みませんでした。

さて、講は興味深いものだった。説教節、もっと聞きたかったなあ。
見返り橋の本当にあったところ(と思われる位置)の話もきいちゃった。
富山から30人の団体さんが来ていた。
しっかし見事にお年を召した方々ばかりで、色んなことが心配だった。
お寺の方々には大変お世話になりました。ありがとうございました。

というわけで勉強の予定は大幅に狂ってしまったものの、本は幾つか読んでいたので、近日記録予定。
いまはキリスト教のミサの本を読んでいるのだが、これがまたすごく面白い。
ちゃんとした専門書(?)は、久々かもしんない…ああ、もう…。
私はギリシア語もヘブライ語も分からない(字すら読めないような)が、出てくるのは限られた語句だからなんとなく憶えられるものもあるし、前後の文脈で内容もほぼ大丈夫。そんなのを措いても面白い。

公私ともに落ち込みそうになったこともあったけれど、そんなヒマはなし、楽しいことって沢山見付かるもんだなあ。

病み上がり…どころか、まだ病んでるので、今日はここまで。

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仏教に非ず
2008年11月07日 (金) | 編集 |
ふと思い出したことなど。


問い 「お坊さんにお尋ねします。この世には生まれてすぐ爆撃で殺されてしまったり、児童買春させられるこどもたちがいます。本人は悪くないのに、辛い目に合う人たちが大勢います。どうしてそんな目にあわなければいけないのですか。」

答え 「自業自得です。今生で悪いことをしてなくても、前世でした行いの結果だから仕方ない。本人の責任です。」


上のような問いに対する、上のような答えは、仏教(的)ではないと私は思っている。
誤解しないでほしいのだが、私は輪廻思想を否定しているわけじゃあない。仏教の中にある輪廻思想の部分を全否定しているわけじゃあない。
では何故に上のような答えが仏教(的)ではないといえるのか・思えるのか。

だって、上のような答えは、更にそこで苦を生むから。

どういうことかというと、こんな答えを聞いた人は、ほぼ確実に「そんなのってないよ!」と憤るだろう。やりきれない気持ちになるだろう。すごく苦しいだろう。問いにあげられている人たちの苦も更に深まるだろう。
そんな事態を生じさせるものが、仏教(的)であるわけがない、ということだ。仏教は苦集滅道を説いている。
第一、ゴータマだったら上のような答えをすると思えるだろうか?私には想像し難いのだが。


たとえば、何かとてもどうしようもないことが起きて、「でもこれも自分の宿業か」と考える、その輪廻思想ってのは、そのどうしようもなさを受け容れざるをえない人生上のいわゆる《方便》としてはたらくものだろう。そういうふうにはたらくからこそ、《方便》といえるんだろう。仏教の《方便》。
決していきなり「はい、こういう輪廻思想ってものがありますよ」と差し出され、押し付けられるものではないはずだ。


私はなにも「困っている人を積極的に助ける社会運動をしなきゃならない」などと主張する気はない。(むしろそういうのは、きっついなーというのが本音だ。)
ただ、自利と利他ってのがあまりにも簡単に分けられていたり、もしくはあまりにも簡単に分けられないと結論づけられたりしているのが、気になるのだった。
私が思ったり考えたりするようなことなんて、これまでも今現在もこの先もすごくありふれたことだろう。そのありふれたことに、なぜか余り遭遇する機会がないような。


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文化の日だったな
2008年11月04日 (火) | 編集 |
昨日は文化の日だった。
気付かぬうちに、一般にわりと文化的といわれるような過ごし方をしていた。

(1)
知人が森美術館の券をくれたので、そこに行った。
「アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち」展というのをやっていた。
上から吊るしたり、下から突き上げたりするのが好きなのかな、と思った。
最後の蝋でできた「泉」(生命の泉だそうな)という作品が美しかった。
なお、大体が作品の右から左へと流れる動線だったのに、解説のプレートが左側についていたのは、いただけないと思う。

(2)
国立新美術館へ行った。
これは中をのぞいただけ。日展がやっていた。もうそんな時季なんだなあ。
日を改めてまた来たい。
なお、ここでやっていたピカソ展「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」に興味はあったけど、こちらよりサントリーのほうが観たかったテーマだったので、そちらに行くことにした。

(3)
サントリー美術館へ行った。
「巨匠ピカソ 魂のポートレート」展をやっていた。
最後の部屋がすんごく強烈だった。くらくらした。
私にはピカソの何たるかもよく分からないが、こりゃーすごい。

(4)
あとは省略。

文化ってナンなんでしょうね。

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愛より親切を(カート・ヴォネガット『スラップスティック』)
2008年11月04日 (火) | 編集 |
スラップスティック―または、もう孤独じゃない (ハヤカワ文庫 SF 528)スラップスティック―または、もう孤独じゃない (ハヤカワ文庫 SF 528)
(1983/01)
カート・ヴォネガット

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カート・ヴォネガット(著)、浅倉久志(翻訳)
『スラップスティック―または、もう孤独じゃない』(ハヤカワ文庫)

LONESOME NO MORE! (もう孤独じゃない!)
LONESOME THANK GOD! (孤独でよかった!)
さあ、自分は一体どちらだろうか。

ヴォネガットの本が読めて、本当に私は幸せだ。
そして彼の考えをもっと共有できたら、実行できたら、もっと幸せだろう。

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私の細胞はどうなってるの(団まりな『細胞の意思』)
2008年11月04日 (火) | 編集 |
細胞の意思―〈自発性の源〉を見つめる (NHKブックス 1116)細胞の意思―〈自発性の源〉を見つめる (NHKブックス 1116)
(2008/07)
団 まりな

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団まりな(著)
『細胞の意思―〈自発性の源〉を見つめる』(NHKブックス)

第四章が分かりませんでした…ここはかなり専門的な章なのでは…え?違う?
でもその他の章は、とても勉強になったし、面白かった!
なにかを観察するって、とても複雑なことなんだなあ。

文系理系とか、その中でも更に細分化してたりとか、それはそれで優れた点もあると思うけれど、私個人としてはそんなのに関係なく興味があることを学びたい。
で、もっと「理系」の本も読めるようになりたいと思った。きっと沢山面白いことがあるんだろうね。

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行っちゃやだ(カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』)
2008年11月04日 (火) | 編集 |
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫 イ 1-6)わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫 イ 1-6)
(2008/08/22)
カズオ・イシグロ

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カズオ・イシグロ(著)
『わたしを離さないで』(ハヤカワepi文庫)

タイトルの邦訳が素晴らしいね。きっと中身もそうなんだろう。

臓器移植のために生み出され育てられる人たちの話。
って書くと身も蓋もないね。
いわゆる生命倫理という分野(があるのかどうかもよく知らないが)に興味がある人なら、この本を読む意義があると思う。その分野を少しでも・どんな形でも勉強しようという人なら、この作品はそれに関係したテーマを扱った素晴らしい文学として、読むべきだとさえいえると思う。

で、この作品は、そんなセイメイリンリ的なテーマがちっとも前面に出されていない。

だからこそ読んでいいのじゃないかなと思う。
まあそんなことは措く。
この作品の評や感想としてしばしば「抑制された文体」ってことが言われているみたいだけれど、素直に私の感想をいえば、「理性がかちすぎていてどうも馴染めない」といったところ。でも風景描写がきれいで、「ああ、イギリスってこんな感じなのかしら」と思った。そういう、空気みたいなのは、作品中で色んな場面で感じて、しんみり素敵だなと思った。
読み終えて即座にまた読み返したい、ということは感じなかったけれど、何日かたった今では、もうしばらくしたらまた読みたい気持ちになるかもな、と思っている。

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推理小説は好きですか(高山宏『殺す・集める・読む』)
2008年11月04日 (火) | 編集 |
殺す・集める・読む―推理小説特殊講義 (創元ライブラリ)殺す・集める・読む―推理小説特殊講義 (創元ライブラリ)
(2002/01)
高山 宏

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高山宏(著)
『殺す・集める・読む―推理小説特殊講義』(創元ライブラリ)

うーん、はじめはすごくワクワクしたのだけれど、そして今でもすごいなとは思うのだけれど、どうもある意味物足りない気が・・・?
いろいろ物の見方を教えてくれるし、いわゆる専門書やその理論と、実際の歴史や出来事とが関連づけられていて、それらは本当にすごいことだとは思うのだけれど。
なんなんだろう。
ああそうか、これはそれこそ推理小説と同じパターンだ。
ドキドキハラハラして面白いのだけれど、読んでしばらくすると忘れてしまうってやつ。
これはもちろん読み手である私の問題で(も)ある。
こんなことを書いてはいるけれど、とても面白いのでおすすめの本です。

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