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学問の大禁忌は作輟なり。或は作し或は輟むることありては遂に成就することなし。故に片時も此の緩がせなくするを、その志を持すると云う。(吉田松陰、「講孟箚記」安政二年七月二十六日)
アフリカン・ジュジュ(チュツオーラ「やし酒飲み」)
2009年01月18日 (日) | 編集 |
アフリカの日々/やし酒飲み(世界文学全集1-8) (世界文学全集 1-8)アフリカの日々/やし酒飲み(世界文学全集1-8) (世界文学全集 1-8)
(2008/06/11)
イサク・ディネセンエイモス・チュツオーラ

商品詳細を見る

『アフリカの日々/やし酒飲み』世界文学全集1-8(河出書房新社、2008/6)

ディネセンIsak Dinesen「アフリカの日々」(横山貞子訳)と、チュツオーラAmos Tutuola「やし酒飲み」(土屋哲訳)とを収録。そのうち、私が読んだのは「やし酒飲み」だけなんだけど。
(ところで、この全集シリーズって、池澤夏樹がひとりで全部編集しているんだろうか?)

いやはや、とんでもない話だった。すんごいファンタジー。子どもに是非読ませたい。勿論おとなにもお勧めといえる。内容もすんごいのだけれど、文章もそれにピッタリ。解説にもあるように日本語訳の文章がとんでもなくて(「です・ます」調と「だ・である」調が入り乱れてる)、原文の英語はどうなっているのかと読み手の好奇心を刺激します。

あらすじは、やし酒飲みの主人公が死んでしまった酒作り名人の使用人を、死者の町まで行って連れ戻そうとする話。道々いっぱい怖い怪物やら精霊やらが登場して、主人公はそれをジュジュ(どうやら葉っぱ等を精製して作ったものを使う呪術らしい)で逃れたり、捕まったり、助けられたりしながら、なんと奥さんまで途中で娶ったりする。

こりゃすごかった。

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【買った本】7冊
2009年01月10日 (土) | 編集 |
おおっと、忘れていた。今回(先月)は少なかったなあ。

・鶴見俊輔『日本の百年9 1945-1952 廃墟の中から』(ちくま学芸文庫)
・荻生徂徠『政談』(辻達也(校注)、岩波文庫)
・前田利鎌『臨済・荘子』(岩波文庫)
・小島政二郎『眼中の人』(岩波文庫)
・ジグムンド・フロイト『人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス』(中山元(翻訳)、光文社古典新訳文庫)
・マハーシ長老『ミャンマーの瞑想 ウィパッサナーの観法』(ウ・ウィジャナンダー大僧正(訳)、国際語学社)
・アルボムッレ・スマナサーラ『自分を変える気づきの瞑想方―やさしい!楽しい!今すぐできる!図解実践ヴィパッサナー瞑想法』(サンガ)

最後のふたつは、「肉体的な面について、実際のところどんな風に言われているんだろう?」と思って。スマナサーラ(1945-)という方は、スリランカの上座部仏教の僧侶。
ここのところ、一冊を読み通すことが(またもや)できなくって、あちこち少し読んでは気が抜けている。なんとかして!(これぞ他力本願。って、ちがうから。)
今の所、フロイトの上の本にあった「喪とメランコリー」が、すんごい共感だった。昨夏書いた論文(といってもどこに公開される予定もないが)は、まさにこの内容に沿ったテーマでした。いやはや。


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幸/不幸
2009年01月10日 (土) | 編集 |
「幸福とは、考えること、云うこと、行動することが調和している状態である」

「心の中に暴力性があるのなら、暴力的になった方がよい。無気力を隠そうと非暴力を口実にするよりは。」

「間違いを犯す自由が含まれていないのであれば、自由は持つに値しない。」

以上、マハトマ・ガンディーのことばだそうです。(名言集.comより)

*****

さて、反戦という考えがあり、反戦という言葉を口にする行いがあり、でもそこまでで忘れるということがある。
また、反戦という考えがあり、反戦という言葉を口にする行いがあり、デモという行動がある。

デモも一種の暴力かもしれない。人の行動をすべて暴力とするならば。
だがそれも、無気力無関心を隠すためにしか役立たない「反戦」の言葉よりは、よっぽど幸せ、人の幸せ。
そしてその(暴)力を孕んだデモが間違いだったとしても(そんなことはないと私は信じているが)(というか何を「間違い」の基準とするかも問題なのだが)、それもまたデモの価値を証明するのだろう。
どうかね。

*****

あー、溜まってた(溜めてた)ことをやっていたら、行こうと思っていた案件(デモではないが)に間に合わなくなっちゃった。
うん、じゃあこれはこれで、幸福に変えられるようにすればよいのか。


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Felichan Novjaro.
2009年01月04日 (日) | 編集 |
新年おめでとうございます。
そのはじめの記事に、このような出来事をとりあげなくてはならないのは、とても残念なことです。


▼THE OTHER MUSIC FOR PALESTINIAN CHILDREN 2009 revised ver.


(上はイルコモンズのふた。より)


パレスチナ自治区ガザへのイスラエルの侵攻、一体いつ終わりにさせられるのか。終わりに「なる」んじゃなくて、終わりに「する」こと。年末年始、国内では日比谷公園の年越し派遣村のニュースがとても注目され、それはやはり大事なことであるけれども、本来はここまで世上が悪くなるのはおかしなこと、あってはならないことだと思う。しかし、あってはならないことが起こるのは、これもまたしょっちゅうだ。

私はうっかり昨日バーゲンに行き、うっかり服なぞ買ってしまったが、その贅沢を少し恥じるとともに、これくらいのことは全ての人にできるような世の中であって然るべきだとも思う(実際に消費行動をするかどうかは別。古いものを手直ししたり、自分で作ったっていい。というか、私もそうできるようになろうと思う)。

どうかよい一年になりますように、することができますように。

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