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学問の大禁忌は作輟なり。或は作し或は輟むることありては遂に成就することなし。故に片時も此の緩がせなくするを、その志を持すると云う。(吉田松陰、「講孟箚記」安政二年七月二十六日)
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最近の疑問
2009年05月28日 (木) | 編集 |
オオクワガタとヘラクレスオオカブトとは、どちらが強いのだろうか?

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ハギノ(円地文子「雪燃え」)
2009年05月18日 (月) | 編集 |
円地文子全集〈第9巻〉 (1978年)円地文子全集〈第9巻〉 (1978年)
(1978/02)
円地 文子

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円地文子(著)
「雪燃え」(『円地文子全集第九巻』新潮社に所収)

知人に勧められて早速読んだ本。
多分、いまは集英社文庫で入手できるのでは。

通俗小説の大傑作!
昼ドラマで上映されたらバッチリなのでは。もちろん夜のドラマでも構わないが。

特に最後がよかった。

文章がまた素晴らしい。

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近代日本文学のために(上野千鶴子『スカートの下の劇場』)
2009年05月18日 (月) | 編集 |
スカートの下の劇場―ひとはどうしてパンティにこだわるのかスカートの下の劇場―ひとはどうしてパンティにこだわるのか
(1989/08)
上野 千鶴子

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上野千鶴子(著)
『スカートの下の劇場』(河出書房新社)

近代日本文学を読む人に、とても勉強になると思います。
いやほんとに。
それにしても、色々と大変です。

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不滅の音楽家(ロマン・ロラン『ベートーヴェンの生涯』)
2009年05月18日 (月) | 編集 |
ベートーヴェンの生涯 (岩波文庫)ベートーヴェンの生涯 (岩波文庫)
(1965/01)
ロマン・ロラン

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ロマン・ロラン(著)
『ベートーヴェンの生涯』(片山敏彦(訳)、岩波文庫)

ジャン・クリストフの生い立ちはベートーヴェンがモデルだったのね。
ふと思ったのだが、もしや音楽機器で有名なロランドは、ロマン・ロランRomain Rollandの名前が由来?

「ベートーヴェンの思想断片」の章より。

 音楽は、一切の智慧・一切の哲学よりもさらに高い啓示である。……私の音楽の意味をつかみ得た人は、他の人々がひきずっているあらゆる悲惨から脱却するに相違ない。
                                (一八一八年、ベッティーナに)
(135頁)



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もっと語って(円地文子『江戸文学問わず語り』)
2009年05月18日 (月) | 編集 |
江戸文学問わず語り (講談社文芸文庫)江戸文学問わず語り (講談社文芸文庫)
(2009/01/09)
円地 文子

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円地文子(著)
『江戸文学問わず語り』(講談社文芸文庫)

4月末頃に読んでた本。
あいかわらず文芸文庫は高いなあ。でも「解説」や「年譜」つきだから仕方ないというか、それでこの価格はむしろありがたや。
5月初旬の連休に、千葉の館山へ行こうと思っていたんだけれど、そしたらこの本の中に滝沢馬琴(と「南総里見八犬伝」など)について語られていて、不思議な縁でした。

他にも四世鶴屋南北やら上田秋成やらを語られて、最期に近松門左衛門。

 近代文学においては、西鶴の非情な眼を近松の底暖い人生観に較べて、より高度なものに評価したがる傾向がありますが、秋と春とを較べて、優劣を争うようなもので比較しようのないものを比較しているのです。
(209ページ)

 近松の文学が文章のなまめかしく艶な魅力のあることは確かですが、その艶なものを支えているのは彼の人生を見る暖い愛の眼です。傑れた禅僧のように勁く鋭く、人間の内蔵しているものを見ぬくのも愛の一表現でしょうが、近松のように、溺れて行く弱い人間たちといっしょに浪間を浮きつ沈みつ漂いながら、相手を抱き掬い上げようとする愛も決して甘いなどと言えるものとは思えません。
(219ページ)



ああ、近松の浄瑠璃を見たことがない自分がうらめしい。が、それは措く。
こうした円地の読み方は素敵だと思うし、その感性や教養の深さが文章から伝わってきて、なるほどなあとしみじみ思う。
けれども同時に、私がやりたいのは・書きたいのはこういうことではなかった、と強く思った。
文芸作品の作者について知ることは、勉強としてとても大事なことだ。けれども興味の重点は最終的に作者個人にあるのではない。作品を通して感じることが基本だし、またそこに帰ってくるように思う。

自分で書いててよくわからん。(こればっか。)

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自分の研究のために(畑谷史代『シベリア抑留とは何だったのか』)
2009年05月18日 (月) | 編集 |
シベリア抑留とは何だったのか―詩人・石原吉郎のみちのり (岩波ジュニア新書)シベリア抑留とは何だったのか―詩人・石原吉郎のみちのり (岩波ジュニア新書)
(2009/03)
畑谷 史代

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畑谷史代(著)
『シベリア抑留とは何だったのか 詩人・石原吉郎のみちのり』(岩波ジュニア新書)

買ってすぐに読んだんだけど、書くの忘れてたというかなんというか。
石原吉郎についていろいろ調べてあって参考になったし、勉強になった。

これを踏まえて私はなにを書きたいのかが問題です。
こうした石原の個人史や、当時の社会的背景を踏まえて、私が追究したいのは別のところです。
もう少しで自分なりにわかってきそうなんだけれど。

この本の最後に、石原の詩が3篇のっている。
そのうちの「夜がやって来る」は、私もとても好きだ。好きだということばは変なんだけれど、好きだ。
詩のしめくくりは、こんな3行。

約束を信じながら 信じた/約束のとおりになることが/いたましくないか



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社会への適応が問題なのではなく
2009年05月13日 (水) | 編集 |
社会不適応者なのではない。
単なる失礼な人です。

と、言ってあげたくなる人がいます。たまにね。

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【買った本】2冊
2009年05月09日 (土) | 編集 |
人はよわいものだから。
裏切っては後悔、の繰り返し。
(しかし誰をか?)
裏切るのには理由があって、それもいくつもあって、だから理由を数えても仕方ない。
(しかし一体、この世に仕方なくないことなんてあるだろうか?)

ま、幸せなこともあるさ。

・荒井 献『ユダとは誰か―原始キリスト教と『ユダの福音書』の中のユダ』(岩波書店)
・『春秋左氏伝』下(小倉芳彦(訳)、岩波文庫)

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かくまつじゃく(郭沫若『歴史小品』)
2009年05月04日 (月) | 編集 |
歴史小品 (岩波文庫 赤 26-2)歴史小品 (岩波文庫 赤 26-2)
(1981/01)
郭 沫若

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郭沫若(著)、平岡武夫(訳)
『歴史小品』(岩波文庫)

郭沫若(1892-1978)、中国四川省楽山市の生まれ。
1915年に日本に留学し、日本人女性と結婚。九州帝国大学医学部卒業(そうえいば魯迅も東北帝大の医学部に行ったのでしたね)、1937年盧溝橋事件の勃発後、家族をのこして中国に帰国し政治活動にたずさわるも、後年日本に亡命。

今すこし調べて分ったのが、そんなところです。ところで名前は「かくまつじゃく」って日本語読みですよね?中国語…というか、本人の生まれ育った頃は何と発音されて読まれたのだろうか?そして「郭 沫若」なのか、「郭沫 若」なのか?
人名って難しい。

本書に収録されているのは、「老子 函谷関に帰る」「荘子 宋を去る」「孔子 粥にありつく」「孟子 妻を出す」「始皇帝の臨終」「項羽の自殺」「司馬遷の発憤」「賈長沙 痛哭す」の8つの短篇。
辛辣というのはこういった作品をいうのだろうか。しかしどれも面白かった(私の感想はこればっか)。
孟子の篇は「そうだったか、やはりか」といった感想。司馬遷の篇は、任少卿との対面がとりあげられていて、もっと色々知りたくなりました。
賈誼のことは全くといっていいほど無知だったのだけれど。

ともかく郭沫若の文学作品以外の論考も知りたくなった。

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当麻曼荼羅(折口信夫「死者の書」)
2009年05月04日 (月) | 編集 |
折口信夫 (ちくま日本文学全集)折口信夫 (ちくま日本文学全集)
(1993/08)
折口 信夫

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折口信夫
「死者の書」(『ちくま日本文学全集59 折口信夫』所収)

いま新しくなった「ちくま日本文学全集」が出ているけれど、それにも折口信夫は入っているはず。

安藤礼二(著)『光の曼陀羅 日本文学論』(講談社)が面白そうで、そういえばもとになっている「死者の書」を読んでないよ!なんてこった!というわけで読んだのだった。

はじめ、死者のめざめ・よみがえりの場面で、これは大津皇子か?と思いながら読んでいたら、どうやらちがったらしい。いや、全くちがうわけではないのだけれど、ともかく天若日子の物語が重要らしい。それが中将姫伝説とからみあって、なんとも幻想的なはなしになっている。

もうね、これは折口の文章がなんともいえないほどあやしいのです。
実際に読むしかないですな。

それにしても、8世紀の日本の人口はどれくらいだったのだろうか。
夜の闇はどれほどの暗さだったのだろうか。
月の大きさはどんな巨大に感じられたのだろうか。
そして山々の重なり合う姿は、浮かぶ雲は、さぞや天を思わせたことだろう。

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聖書の暗記(向井万起男『謎の1セント硬貨』)
2009年05月04日 (月) | 編集 |
謎の1セント硬貨 真実は細部に宿るinUSA謎の1セント硬貨 真実は細部に宿るinUSA
(2009/02/20)
向井 万起男

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向井万起男(著)
『謎の1セント硬貨 真実は細部に宿るinUSA』(講談社)

記事のタイトルについて。
スタンダール(1783-1842)の小説『赤と黒』に、ジュリアン・ソレルという青年が主人公として登場するのだけれど、このソレル青年が聖書をラテン語・フランス語で丸暗記している。向井氏は若い頃にそれを読んで、同じことに挑戦してみようと思ったらしい。そして英語でマタイによる福音書だけは本当に暗記したらしいです。そういうことが『謎の~』の、とある章に書かれてました。
すごい!すごいですね!!
とまあ、ちょうどようやく自分が先日『赤と黒』を読み終えたところでもあったから(もちろん日本語の岩波文庫で)、印象深かったため、タイトルにしただけのことです。

『赤と黒』も面白かったのですが、この本も面白かったです。
著者はきっと忙しいだろうに、そんななかでもこんなに謎を見つけて、こんなに追究できてしまうのだなあ。
キルロイとロージーの伝説を作ってしまうのとか(※)、頭だけでなくセンスも素敵によいのだなと思いました。

※本文中にも紹介されているのだけれど、アメリカの"Kilroy Was Here"というサイトに、向井氏が作ったキルロイ伝説が掲載されています
向井さん作の伝説は'Legend#7'なのだけれど、今みてみたら、その後も他の人による投稿で#9まで伝説が増えてる。
おおう。


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