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学問の大禁忌は作輟なり。或は作し或は輟むることありては遂に成就することなし。故に片時も此の緩がせなくするを、その志を持すると云う。(吉田松陰、「講孟箚記」安政二年七月二十六日)
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先生だなあ(中井久夫『治療文化論』)
2008年11月16日 (日) | 編集 |
治療文化論―精神医学的再構築の試み (岩波現代文庫)治療文化論―精神医学的再構築の試み (岩波現代文庫)
(2001/05)
中井 久夫

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中井久夫(著)
『治療文化論』(岩波文庫)

この人の『最終講義』(みすず書房)がずっと気になっていて、そのうち今年に『臨床瑣談』(〃)が出て、結局はじめに読んだのはこの『治療文化論』になった。
印象的な文の一つに、こんなところがある。「究極には、「世界を一つの宇宙方程式に還元する」ことをよしとする人と「世界は多様であること」をよしとする人とがあるのであろう」(112頁)。この二つの方向性というのが、精神医学に深くかかわるのだなあ、と。
この二つの方向性は、きっと一人の人間においてどちらか片方しかないってことはなくて、どちらの傾向が強く見られるか、というのが大凡だと思う。まあでも確かに「究極には」どっちか片方ってはなしになるけど。学問上の理論と現実とのりょうほうに誠実であろうとするなら、どうしてもぶつかることなんだろうなあ。

顔のにきびが消えてなくなった(治った)だけで死にたくなる人がいる、人にはそんな部分がある、ってのには驚いた。
いやしかしそういうこともあるだろう。

ああ、この先生の他の本も読みたい。

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