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学問の大禁忌は作輟なり。或は作し或は輟むることありては遂に成就することなし。故に片時も此の緩がせなくするを、その志を持すると云う。(吉田松陰、「講孟箚記」安政二年七月二十六日)
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大正の文壇(小島政二郎『眼中の人』)
2009年02月03日 (火) | 編集 |
眼中の人 (岩波文庫)眼中の人 (岩波文庫)
(1995/04)
小島 政二郎

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小島政二郎(著)
『眼中の人』(岩波文庫)

 私が小説家を志して以来、どんな種類の小説を目ざしていたかというのに、一ト口にいえば、美しいスタイルを持った小説だった。詩のある小説だった。芥川の小説、佐藤春夫の小説、永井荷風の小説が好きだということで、ほぼ私の志している小説が彷彿とするだろう。森鴎外の小説にもスタイルの美しさがある。鴎外の小説に詩がないという人がもしいるならば、それは自身の読みの浅さを悲しむがいい。
(83ページ)



こんな著者が様々な人との出会いを通じ、その創作や人生に影響を受けていった様子が描かれている。うーん、実存的な作品って、こういうものをいうのかしら。面白かった。
芥川竜之介という人は、本当に頭のきれる人だったのだな。(今読んでいる内村剛介の本で触れられている芥川の作品に関する記述も興味深いものがある。)
しかし更に菊池寛からは、菊池本人の魅力もさることながら、その「人生的」「現実的」(83ページ)な作品にとても惹かれたらしい。ふーむ。そうなのか。
かくいう私は、『真珠婦人』を半分ほど読んだだけでイライラして(主人公らしき若い男女がイヤだった)、以来菊池寛の本は読んでない。また何か読んでみるべきなんだろうか。

大分前に読んだので、感想はこれくらいで。
でもとっても面白かった。こんなに楽しく「へー」「ほー」と思いながら読めたのは、たぶん余りないのじゃなかろうか。

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