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学問の大禁忌は作輟なり。或は作し或は輟むることありては遂に成就することなし。故に片時も此の緩がせなくするを、その志を持すると云う。(吉田松陰、「講孟箚記」安政二年七月二十六日)
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いけないことをしてはいけません(デーヴ グロスマン『戦争における「人殺し」の心理学』)
2009年06月23日 (火) | 編集 |
戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)
(2004/05)
デーヴ グロスマン

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■デーヴ グロスマン(著)『戦争における「人殺し」の心理学』(安原 和見(翻訳)、ちくま学芸文庫)

まったく、これが長かった。
読み応えある本でした。

ベトナムの何が特別だったのか。それは、兵士が人を殺すように訓練されたということだそうだ。それ以前にも訓練はあったが、それが段違いに綿密に計算し組み立てられたプログラムに従って教え込まれた。結果、帰還兵のPTSDもそれまでにないものとなった、と。
そして現在の米軍も、またどこかの軍隊も、きっとそういう訓練を続けている。なんということだ。

著者は常に、人が人を殺すということには非常な抵抗があるものなのだ、といっている。

 かつて理解したことのないことを理解しなければならない。すなわち、なぜ人は人と戦い殺すのかということ、だが等しく重要なのは、なぜ人は人を殺さないのかということだ。
(505ページ)



私が思うに、おそらく「なぜ人はひとを殺さないのか」は沢山語られている。ただしその語りの殆どが、〈人は人を殺すものだ〉という暗黙の前提を含んでいて、その暗黙の前提をあまりにも簡単に諦めて受け容れてしまっている。そういうことなんじゃないか。

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